とにかくってよく使いますよね?
とにかく来て、とか、とにかくやっといて、とか。
メール打つときに「とにかく」って入力すると「兎に角」って変換されるんですが、この変換された「兎に角」で面白い話を聞いたんで記事にしました。
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お母さんが、バスに乗って、娘さんのアパートを訪ねて行くお話しです。
お母さん、もうすぐ着くことを伝えようと、携帯を手にしたんですが、そこはバスの中なんで、慣れていないながらも以下のようにメールを送りました。
もうすぐ着く
娘さんからの返信
わかった。少し遅れるからバス停で待ってて。
少し、不安になったお母さん
どれくらい?
少しめんどくさくなってきた娘さん
少しって言ったら少しだから、兎に角バス停で待ってて。
このメールを見たお母さん、さらに不安になります。
(兎に角バス停?何でいつものバス停じゃないの?何番目のバス停?)
完全にパニックになったお母さん、メールで娘さんに長い文章を送る余裕もなく、そうこうしているうちに、いつものバス停でバスは停まりました。
そこで、運転手さんに
あの~、うさぎにかどバス停って近いですか?
運転手さん
うさぎにかどですか?聞いたことありませんね~。うちの路線には無いですよ。
お母さん、とりあえずバスを降りてだれか地元の人に尋ねようとしましたが、あいにくバス停には誰もいません。
また携帯を手に娘さんに電話を掛けようとしたとき、娘さん到着。二人で大笑いして事なきを得たそうです。
語源・意味
そもそも何で「うさぎにつの」なのでしょう?(お母さんはかどって読んじゃいましたけど)
そこで、意味と語源を調べてみました。
意味
何はともあれ。さておき。
語源・由来
兎に角は「とかく」の当て字「兎角」を真似た当て字で、とにかくの「と」は、そのように、「かく」は、このように、という意味の副詞だそうです。
仏教のことば、兎角亀毛(何と読むんだ?とかくきもう?)から来たと考えられているそうですが、兎角亀毛の意味は、角のあるウサギや毛の生えた亀は存在しないので、現実にはあり得ないものの喩えとして用いられていたそうで、意味は違ってますね。
言葉自体は平安時代から「とにかくに」の形で使われていたそうで、あれこれと→何やかや→いずれにせよ、となったそうです。
そして、兎に角という当て字は夏目漱石が好んで多用したために広まったそうです。
まとめ
実は、私も「とにかく」に漢字があることを最近まで、知りませんでした。調べてみると面白いですね。
ふと、思ったんですが「キモ~ッ」って言葉ありますけど、あれってひょっとして
「亀毛~ッ」だったりしませんかね。絶対違いますね・・(笑)。
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