「アイツはいつまでたっても、うだつが上がらない」
な~んて聞いたり言ったりしたことありませんか?
この「うだつ」っていったい何のことでしょうか?どうやったら上がるんでしょう?
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この「うだつが上がらない」には諸説あるようですが、一つはこの「うだつ」は「梲」と書いて、元々は家の防火壁の役割をするもので、火災の際、隣からの延焼を防ぐために作られた壁を指す言葉だそうです。
うだつ - Wikipedia
それが、江戸時代になってくると富の象徴的なものに変わっていき、豪華な装飾で自己の財力を誇示するための手段として、上方を中心に競って立派なうだつが上げられたそうです。
この「うだつ」を上げるためには、結構な出費が必要だったことから、これが上がっている家は比較的裕福な家だと思われたそうで、逆に「うだつ」が上がっていないと、比較的貧しい家だと思われました。
ここから「うだつが上がらない」=「生活や地位が向上しない」、「状態が今ひとつ良くない」、「見栄えがしない」という意味の慣用句となったと考えられています。
現在で言えば、「庭付き一戸建て」や「高級外車」といったところでしょうか。
もう一つの説は、家の梁の上に立てて棟木を支える短い柱を「うだつ」と言うそうで、このうだつが棟木におさえられているように見えることから、頭が上がらない=出世できない、という説もあるようです。
こちらの場合は誰かに邪魔をされてとか、上司に嫌われてとか他人の所為(せい)的な意味合いが強くなってきますね。
という事で今回は「うだつ」について書いてみました。みなさんは「うだつ」上がってますか?
私の場合、家は一戸建てでも中古物件ですし、車は国産車ですし、出世もありませんのでいくら頑張ってもこれ以上の「うだつ」は上がりそうにありません。
今更無理をしても「うだつ」は上がらず血圧が上がりそうなんで地道に頑張っていこうと思います。
それでは~。
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