朝倉市HPから 三連水車と水田
こんにちは。朝倉市近隣在住のさるオヤジです。
身近で大雨による甚大な災害が起こってしまいました。
仕事関係の知り合いにも被災された方が何人かいて、本当にお気の毒で、かける言葉もありません。
「今年は空梅雨だろう」「水不足が心配だ」といった日常会話をよく耳にしていただけに、未だに信じられない状況です。
どれくらいの雨が降ったのか
ニュース等でご存知かとは思いますが、福岡管区気象台の資料から引用します。
赤い部分のほぼ中心が朝倉市で、5日から6日にかけて600mm近くの雨が降っています。
朝倉市の1年間の降水量が約1800mmですので、その三分の一の量が2日で降った事になります。
次は時間別です。
5日13時からの4時間で300mmを超える雨が降っています。
ちょうどその直後に市街地を車で通った時の写真です。
普段冠水することなど全くない道路が、一面水浸しになっていました。
次の日、重機の運搬のため東峰村へ行った時の写真です。
既に、自衛隊の重機が稼働中でした。
迂回路の連続で、距離は普段の1.5倍、時間は2倍かかって到着しました。
ここは本来、温泉や公園などがあって、風光明媚で長閑な場所で、夏場は川を利用したプールに多くの家族連れが訪れるような場所です。
グーグルマップから
同じ場所とは思えません。
朝倉市の中学校
水が引いた筑後川
他にも家の中に土砂が流れ込んでいたり、一面泥と流木に浸かった水田であったり、本当に悲惨な状況です。
写真も何枚か撮りましたが、記事にアップする事は控えます。
孤立者はほぼ解消
いいニュースもあります。
朝倉市では一時300人近くの孤立した人たちがいましたが、自衛隊や消防や海上保安庁のヘリによって救助され、ほぼ解消されているそうです。
支援物資の受付開始
被災された人たちへの支援物資の受付が始まりました。
大雨による災害に関する支援物資の受付について(H29.7.7 12:00現在)| 朝倉市
受け入れる物資
・粉ミルク(アレルギー用含む)
・栄養補助食品
※食品はすべて未使用、未開封、賞味期限内のもの
・紙おむつ(子ども用、大人用)
・生理用品
・トイレットペーパー
・ウェットティッシュ
・消毒用スプレー
・マスク
・毛布
・タオル
・割りばし
・アルミ箔(アルミホイル・クッキングホイル等)
・食品用ラップフィルム(サランラップ・クレラップ等)
・紙製食器(紙皿・紙コップ等)※すべて未使用、未開封のもの
※物資ごとに分けておいてください。
また災害ボランティアについては、被災地への道路が冠水や寸断しているため、現在は募集していないようです。
ただし、情報を収集して今後募集する予定もあるとの事です。
朝倉市社会福祉協議会
最後に
最初にも書きましたが、今回、本当に身近で大きな災害が起こってしまいました。
行き慣れた場所が災害のニュースに出ていたり、知り合いが避難所に避難したりで、被災していなくても気持ちがどんどん落ち込んでいきます。
更に、県外ナンバーの不審者が被災した家の中に入っているとか、自衛隊や消防の特殊車両を見るために集まった人の車が復旧活動の邪魔になるといった話を聞くと、本当に残念でなりません。
ボランティアや支援物資は本当にありがたいですが、興味本位で被災地を訪れる事は自粛してほしいと思います。
みなさんにこの現状が少しでも伝われば幸いです。