私のおふくろ、今年77歳で喜寿になります。
そのお祝いという訳でもないんですが、軽自動車を買ってあげました。
もともと、私の家族はみんな日産の車を使っていて、母もこれまでは日産のマーチに乗っていました。
そのマーチが古くなって、結構あちこち故障が出だしたんで、買い替えようという事になった訳です。
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母は「この先何年乗れるかわからないから、このままマーチを乗り続ける」
みたいなことも言ってましたが
「今は、安全性が高い軽自動車とかあるし、日産も軽自動車作ってるみたいだから行ってみよう」
と説得して、付き合いのある日産の販売店に見に行きました。
顔なじみの営業マンさんから「デイズ」を勧められ、安全性能とか燃費の良さに納得して、購入を決めました。
もっとも、母が気になっていたのは色くらいで、あとは私に任せるって感じでした。
先月納車してもらって、本人も慣れてきたらしく、結構気に入ってるみたいです。
ところが一昨日、三菱自動車の燃費偽装問題をニュースで見ました。
最初は、なんかフォルクスワーゲンの時みたいだな~、日本の自動車メーカーもやってたのか~、位な感じでしたが対象車種に”日産デイズ”が・・・。
えっ、なんで?耳を疑いました。
調べてみるとデイズは、三菱自動車が日産自動車向けにOEM供給している自動車らしく、今回の燃費偽装対象車は三菱自動車で生産している「eKワゴン」「eKスペース」と、日産自動車の「デイズ」「デイズルークス」の4車種で、その数は三菱自動車向けの15万7000台と、日産自動車向けの46万8000台の、合計62万5000台になるとの事。
その辺り、こちらの記事に詳しく載ってました。
business.nikkeibp.co.jp
ちなみにOEM供給とは、日産が三菱に製造を委託し、その製品を日産のブランドで販売または使用するという生産方式を言うらしいです。
聞いてないよ~!と思いましたが、事前に製造が三菱だと聞いても買ったとは思います(笑)。
でも三菱はなんでこんなことしてしまったんだろう?その答えみたいな内容が記事の中に書いてありました。
No.1の座をすぐに奪回される現実
それが如実に表れるのが、今回問題になった「燃費」である。燃費はある意味、企業の総合力が問われる指標である。エンジン技術だけでなく、変速機、車体設計、シャシー設計など、クルマのあらゆる部分が関連するからだ。今回問題になった三菱のeKワゴンの現行車種は、日産自動車が初めて企画から参加して開発された戦略車種であり、2013年6月に発売したときのJC08モード燃費29.2km/Lは、ハイトワゴンと呼ばれる背の高い軽ワゴン市場でNo.1の数値を誇った。逆にいえば、No.1を取れる開発目標を掲げ、これを達成することは至上命題であっただろう。
ところがそのわずか1カ月後、No.1の称号は30.0km/Lを実現したスズキのワゴンRに奪取されてしまう。この数値にeKワゴンが追いついたのは、ようやくその1年後の2014年7月のことだった。ところがまたもやその1カ月後に、ワゴンRは「S-エネチャージ」と呼ぶ簡易型のハイブリッドシステムを搭載することで32.4km/Lというという高い値を実現、さらに2015年8月の部分改良ではこれを33.0km/Lまで延ばしてekワゴンを突き放す。ekワゴンがエンジンの改良で30.4km/Lにまで向上させたのはようやく2015年10月のことである。
もちろん競合車種はスズキだけではない。ダイハツの競合車種である「ムーヴ」も、スズキのようなハイブリッドシステムなしに、31.0km/Lというekワゴンを上回る燃費を実現している。競合他社が急速に燃費を向上させていく中で、三菱の開発陣が、せめて競合他社に見劣りしない燃費の数値を実現するために、データの改ざんに手を染めたと考えることは想像に難くない。冒頭で「やり切れない」と書いたのは、そうした状況に追い込まれていったエンジニアたちの心境を考えたからだ。もちろん不正はあってはならない。それははっきりしている。しかし「カネ」も、そして恐らく「ヒト」も足りない状況の中で、競合他社と戦うことをエンジニアに強いた経営にこそ、最も重い責任が問われるべきだ。
要するに、競争に負けたくないからズルしちゃったって事なんでしょうか・・?
結果として株価は暴落し、日本ブランドの信用を失墜した責任を負う事になってしまった三菱自動車。今後、どういった対応をするんでしょう。
http://www.nnn.co.jp/knews/160422/20160422065.html
今回の不正を発見した日産自動車も販売を停止したようです。
日産:「デイズ」「デイズ ルークス」の燃費問題について
一方、私の母の反応は
「販売中止になる前に買ってもらえて良かった~。ひょっとしてプレミアとかが付いて値打ち出るかも~」
と、不安になってるかと思いきや、かなり前向きに考えているみたいです。(もしくは私に気を使ってる?)
まあ、ブレーキシステムとかエンジンの不具合とかじゃないんで慌てる必要もないんですが(でもその場合だったら即リコールで修理してもらえる)
エコカー減税とかにも関係してくるみたいなんで、今後の展開を注視するしかないですね。
これがおふくろお気に入りの愛車「デイズ」ですw
今後の展開を予想
fukubuggy.hateblo.jp
まとめ。
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