さるオヤジの 何を今更

今更ながらいろいろと奮闘してます。その自己満足的な記録です。

ダイニングテーブルを和室用ローテーブルにリメイク

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どうも、さるオヤジです。
最近、物置化した和室の再活用にいろいろと試行錯誤しています。

昔は物が無く、スッキリした和室だったんですが、今では物が溢れ、襖が汚れ畳も擦れて、完全に物置部屋になってしまいました。

これまで特に和室へのこだわりも無く、物置部屋として使う事に何の抵抗もなかったんですが、歳をとってくると畳にゴロンと寝転がりたい気分になることもしばしば…。
やっぱり日本人だからでしょうかね~w。

そんなこんなで今回のDIYは和室再活用に向けてのテーブル作りです。
(以前置いていた、いかにも和室的なテーブルは処分してしまいましたので)

今回は、新調したために使わなくなったダイニングテーブルを、和室用ローテーブルにリメイクします。
主な工程は

です。

ちなみに今回リメイクするダイニングテーブルは、嫁さんの嫁入り道具の一つでして、処分出来ずに取っておいた思い出の品です。
その思い出のダイニングテーブルがこれです。
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このテーブルで新婚当時からずっと食事をとって、3人の子供達もみんなこのテーブルに座って食事をしたり宿題をしたりと、本当に思い出の詰まったダイニングテーブルです。

とは言えこのままでは和室に合わないので、和室用にリメイクしてもう一度活躍してもらいます。

分解

脚と天板を分解します。
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これは六角レンチ一本で簡単に出来ました。
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仮に置いてみました。イメージとしてはこんな感じです。

旧塗膜剥がし

新たに塗装するために、古い塗膜を剥がします。天板裏の表示を見るとウレタン樹脂塗装と書かれています。
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このウレタン樹脂の塗膜をはがして下地を出します。

試しにベルトサンダーで削って見るとものすごい粉塵です。
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一応、部屋全体を養生してから作業を始めましたが、屋内作業は無理だと判断しました。
嫁さんの角が生えてくる前に外に持ち出します。

ということで会社の作業場へ。
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眼鏡と防塵マスクを装備してガンガン削っていきます。
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最初にディスクサンダーで荒削りしてベルトサンダーで広い部分を削り、端の曲線部分をオービタルサンダーで削りました。

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左からオービタル・ディスク・ベルトサンダーです
この段階では三台とも60番のペーパーを付けています。

一時間程で約半分です。

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粉塵が積もってます
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荒削りが終わったらベルトとオービタルの120番で全体を削り、最後は240番で仕上げました。
ブロアーで粉塵を吹き飛ばしながら格闘する事約三時間、下地仕上げ完了です。
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もう全身白い粉だらけで、白髪のお爺さんみたいになってしまいました(笑)。

塗装

元の色は明るい感じだったんですが、今回は和室用のテーブルですから、少し暗めの落ち着いた重厚感のあるような色にしようと思います。

ホームセンターで色々と悩んだ結果、水性ウレタンニスの「新オーク」を選択しました。
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昔はニスといったら油性で、臭いがきつくて、道具の手入れもうすめ液でってのが当たり前でしたが、今はニスに限らず水性塗料の種類が豊富にあります。
特に屋内で塗装するには水性のものがいいですね。道具も水で洗えば済みますし、手軽です。

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よくかき混ぜて、容器に出してみるとこんな感じです。

曲線部分は刷毛で、平面部分はコテ刷毛で2回塗りしました。
(塗装状況の写真は撮り忘れましたw)
1回目

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2回目

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乾燥後

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脚の取付

次は脚の取付です。
DIYで脚の製作も検討したんですが、結構な重量の天板ですので、丈夫で和室に合いそうな既製品の脚を取り付ける事にしました。

ネットで探して見つけたのがこれです。

これは、「テーブルキッツシリーズ」という製品で、テーブルの天板と脚をそれぞれ選んで、脚の高さや天板の広さを色々と組み合わせて作れる商品のようです。
今回は天板は要らないので、脚だけを購入して取り付ける事にします。アジャスター付きで、丈夫そうですし。
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このように取り付けたいんですが、我が家の天板は「テーブルキッツシリーズ」ではありませんのでこのままでは取り付けられません。

そんな時は、オニメナットという便利な物があります。
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これは、取り付けたい場所にボルトの雌ネジを仕込んでおくためのナットで、テーブルなどの家具によく使われていて、割と簡単に取付できます。

今回は脚に付属のボルトに合わせてM6(径)20mm(長さ)のオニメナットを使います。

最初に穴の位置をマーキングして、ドリルで穴をあけます。穴の径と深さをオニメナットに合わせてあけるようにします。
キリにテープを巻いておくと深さの目安になります。

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あとは六角レンチでねじ込めばオニメナット設置完了です。

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これに付属のボルトで脚を取り付けてローテーブルへのリメイク完成です。
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使った道具など

今回のリメイクに使用した工具などの紹介です。

電動工具

・ベルトサンダー

平面部分の仕上げに使用しました。
使いやすくて綺麗に削れます。
気休め程度ながら集塵バッグも付いています。

・ディスクサンダー

威力抜群でガンガン削れます。
荒削りに最適です。

・オービタルサンダー

曲線部分や細かい部分の仕上げにはオービタルが重宝します。

・インパクトドライバー

今回はドリルビットを取り付けて電動ドリルとして活躍しました。

塗料

塗料って塗ってみるとイメージと違う場合が多いんですが、今回はイメージ通りの色でした。
次回は違うカラーも試してみたいです。

コテバケ

平面を塗る場合は必需品です。刷毛塗りとは仕上りがかなり違ってきます。

オニメナット

大きさや長さや形まで色々な種類のものがあります。ホームセンターにも置いてあります。

マスク

はめておくと気分的に安心します。


最後に

という事で今回は物置化した和室の再利用の第一弾として和室用ローテーブルをDIYしました。今後は家具だけではなく、天井や壁にも何かしら手を入れようと考えています。

その前に、和室に押し込んでいた物を片付ける事が先決で、今度は寝室が物置化(結局移動しただけ)しそうです・・汗。

それでは、また。