さるオヤジの 何を今更

今更ながらいろいろと奮闘してます。その自己満足的な記録です。

かせしよう熊本 復興支援 旅してかせするもん

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さるオヤジです。
先日、熊本地震から一年にあたりこんな記事を書きました。
www.saru-oyaji.xyz

この記事について、はてなの超有名ブロガーさんのゆきさん(id:yuki1995jp)や、わっとさん(id:watto)のブログで言及していただいたり、他の方からもブコメを頂いたりして大変恐縮至極の日々を過ごしております。

そこで、ブログで発信して呼びかけるだけでは申し訳ないと思いまして、かせしようを実践してきました。

という事で今回は「かせしよう熊本」実践編。「旅してかせするもん」です。

と言っても休みが取れるわけもなく、日帰りのドライブ旅行となりました(笑)。

旅程

今回は日帰りでしたので、午前中に出発して夜に帰るという時間的制約のもと、絶対に見ておきたい「阿蘇神社」と「熊本城」を優先目的地にして、それに加えて、阿蘇神社の近くにある「宮地商店街」と「カドリードミニオン」を訪ねてきました。

ちょうど「旅してかせするもん」のエリア編おすすめコース二日目プラス「熊本城」といった感じのコースです。
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阿蘇神社

九州自動車道を熊本インターで降りて1時間半くらいで到着しました。途中大きな迂回路が一カ所ありましたが、特に渋滞もなく車の流れはスムーズでした。

阿蘇神社と言えば昨年の本震で震度6強を記録した場所です。
f:id:fukubuggy:20170424182118j:plain(白まるで囲んだ箇所)
桜門と拝殿が倒壊し、三つの神殿も大きな被害を受けたそうで、阿蘇神社の公式HPにも倒壊時の写真が掲載されています。
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阿蘇神社 公式ホームページ(熊本阿蘇)
そんな阿蘇神社の今の状況は
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どのくらい復旧されているのか状況を確かめたかったんですが、シートに囲まれて確認することはできませんでした。

当たり前と言えば当たり前ですが・・。

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拝殿は近くまでは行けないようになっていて、手前の方に賽銭箱が置かれ、そこでお詣りするような形になっています。

とはいえ、さすがにパワースポット。復旧中でも厳かな雰囲気が漂っています。
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その創立は紀元前282年。約2300年の歴史を感じます。

今後は、国の重要文化財の楼門は国の補助を受け、調査をしながら可能な限り同じ部材を使って再建されるそうで、2022年3月の完成を予定しているとの事です。

一方、文化財未指定の拝殿は神社が寄付を募りながら自費で復旧を進めるようです。

以下はHPに掲載の阿蘇神社宮司さんによる「熊本地震被害から一年を迎えて」という現状報告からの引用です。

お陰をもちまして、倒壊した楼門などの重要文化財指定6棟の復旧事業が、昨年8月から国庫補助事業として始まりました。遅れて、文化財の指定を受けていない、倒壊した拝殿や御仮屋などの諸施設の復旧事業につきましては、1月31日に「熊本地震復旧寄附金制度」の承認を得て、税制の優遇を受けられる寄附金の募集しながらただいま事業を進めているところです。
できるだけ早い復旧を目指すことはもちろん、熊本地震からの精神的復興に貢献してまいりたく存じますので、引き続き皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

ゆきさんに教えていただいた視聴するだけで寄付できる動画(阿蘇神社の公式チャンネル)です。
www.youtube.com

現在9本の動画が公開されているようです。
youtu.be

2022年に、全ての建物の復旧を無事に終える事が出来ますようにと手を合わせて阿蘇神社を後にしました。

宮地商店街

宮地商店街は阿蘇神社の直ぐそばにある商店街で、阿蘇神社の駐車場に車を置いたまま徒歩で行けます。
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雑貨屋さんやレストランやカフェ等つい覗いてみたくなるお店が両側に並んでいて、ぶらつくだけでも十分に楽しい通りでした。

そんなお店の中で気になったのが「阿蘇とり宮」さん。
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その創業は昭和三十年の老舗精肉店さんで、一番人気の「馬ロッケ」は、注文を受けてから揚げるためアツアツでとても美味しいと評判との事。

匂いにつられて店内に入ると、馬ロッケ意外にも惣菜があるようでメニューが豊富です。
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ここはノーマルの手作り馬ロッケを注文して、番号札をもらって待つこと5分。揚げたてアツアツの馬ロッケをいただきました。
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外カリカリの中ホクホクで結構ニンニクの効いた濃い目の味付けでした。
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中の写真を撮り忘れたんでお店のHPの写真です。

青空の下、通りを端から端まで歩きながら馬ロッケと町ブラを堪能しました。

この辺りも本震の際は震度6強の揺れが襲った地域ですが、復旧が進んでいるのか地震の影響は全くと言っていいくらい感じませんでした。

ただ、少し通りの裏に入るとまだ復旧途中の建物もちらほら目にします。
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しかしながら、お店の方たちはみんな笑顔で、こっちが元気をもらえるくらいに明るく元気いっぱいでした。

宮地商店街、おすすめです。

カドリードミニオン

阿蘇神社を出て、来た道を戻るような感じで15分のところに、志村動物園のパン君で有名なカドリードミニオンがあります。
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ちなみにカドリーはCUDDLY(抱き締めたいほどかわいい)で、ドミニオンはDOMINIONで(領土,領地)を意味するそうで、カドリードミニオンは「抱きしめたくなるような動物がたくさん居る所」を表しているそうです。
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もうここは動物好きなら手放しで楽しめる場所です。熊やダチョウやアルパカ、蛇にペンギン、哺乳類鳥類爬虫類、いろんな動物が見られます。

ほとんどの動物に触れる事が出来ますし、餌をやったりする事も出来ます。
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熊の餌やり、かなりの迫力です。
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現在のパン君。貫禄が付いて、パン君じゃなくパンさんって感じです。
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他にも、カピパラやトカゲやたくさんの珍しい動物に触れる事が出来て、本当に楽しかったんですが、日曜日にしてはお客さんが少ないような気がしました。

園内は地震の影響は全くないような感じでしたので、ひょっとしたら風評被害の影響があるのかもしれません。

という事で、宣伝してかせするもん。
動物好きの人はぜひ一度行ってみてください。特に子供は間違いなく大喜びです。
www.cuddly.co.jp

すっかり遊び過ぎて予定時間を過ぎてしまいましたが、動物たちに別れを告げて熊本城へと向かいます。

熊本城

カドリードミニオンを出て熊本市内へ戻る事1時間半で熊本城に到着しました。
何とか明るいうちに到着できました。
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熊本城は本震の時に震度7を記録しました。
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やはり近くまで行くことはできませんでしたが、遠くからでも被害の状況はよくわかりました。
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城内の13の重要文化財と20の復元建造物の全てが被害を受け「武者返し」と呼ばれる反り立った美しい曲線で知られる石垣は、約50カ所が崩れたそうです。

崩壊した石を一個ずつナンバリングして可能な限り元の石積を復元するそうです。
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気の遠くなるような作業だと思います。

熊本市では全体の復旧に今後20年を見込んでいるそうです。長い年月と莫大な費用がかかりそうですね。
kumamoto-guide.jp
一口ですが、復興城主に申し込みました。
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ネットで申込できます。
furusatonouzei.yahoo.co.jp
特典目当てではありませんが、城主手形の提示で提携施設に無料で入場出来たり、提携店での買い物が割引される特典が付きます。
城主証と城主手形が届くまで4カ月ほどかかるそうです。


場内にある加藤清正公が主祭神の加藤神社
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神社から見える天守閣
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帰りに見上げるとライトアップされていました。
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20年後の全体復旧を見る事ができるだろうかと思いながら、帰りの途につきました。

ちなみに天守閣は早ければ2019年には復旧できるそうです。

最後に

以上が今回の「旅してかせするもん」です。

実は阿蘇神社は今回が初めてでしたが、カドリードミニオンと熊本城は震災前に何度か行ったことがあります。

2カ所ともいつも人がいっぱいで、カドリードミニオンは人が多くてなかなか動物に近づけなかったし、熊本城はいつも駐車場が満車状態で苦労しました。

それが今回は休日にもかかわらず途中の渋滞もほとんどなく、訪れる人が明らかに少なくなっていると感じました。

確かに大きな施設や文化財などは復旧半ばで見どころにはならないかもしれませんが、他にも美術館や博物館や史跡、温泉や阿蘇の大自然など見どころはたくさんあります。

熊本の皆さん、頑張ってます。みなさんもこれからのゴールデンウイークのお出かけに熊本はいかがですか?

私も次回は「泊まってかせするもん」を実践できればと思ってます。

「かせしよう熊本」よろしくお願いします。それでは今回はこの辺で。

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた。

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