先日、ファンヒーターのDIY修理記事を載せたんですが・・。
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偶然にも今度は嫁さんの実家のファンヒーターが不調になり、また修理しましたので第二弾として記事にしました。
経緯
今回の経緯は、嫁さんのお義父さんから電話があり
「ファンヒーターが壊れたんで、買い換えたい。週末は電気屋に付き合ってくれ」
との事。
「修理は?」
と私。
「スイッチ入れても電源入らないから無理だろう」
とお義父さん。
確かに無理っぽいな~と思ったんですが、単純な事が原因って事もあるんで、私の部屋で使っているファンヒーターを車に積んで嫁さんの実家に向かいました。
現物を確認して、電源を押してみても確かに反応しません。
ダメもとで分解してみる事にして、取りあえず我が家のヒーターを代わりに使ってもらう事にして故障したヒーターを持ち帰ってきました。
機種は三菱製
その現物がこちら
早速、修理にかかります。
コンセントコード
最初に気になっていた事があります。電源コードです。
お義父さん曰く、電源を切る際にいつもコードを引っ張って切っていたそうで、コンセントプラグのコードの根元が曲がっていたために、これが今回の故障の原因と思い、自分で適当なコードをぶった切って繋げてみたそうです。
コードに巻かれた絶縁テープをほどいて結線具合を確認してみると
特に問題なさそうです。
って事はやはり内部の故障。分解開始です。
分解、導通チェック
取りあえず前面カバーを外して、基盤をむき出しにしてテスターで導通をチェックします。すると、一箇所のコネクターが導通がありません。配線をたどってみると
燃焼バーナーの下にヒューズらしき物があります。(黄色いカバー)
取り出してみるとやはりヒューズのようで、10A250V192℃と書いてあります。
早速、「ヒューズ 10A 250V 192℃」で検索してみると、ペレット型温度ヒューズだとわかりました。
温度ヒューズ
この温度ヒューズですが、電気機器の内部温度が異常に上昇した時に溶断して電源を切るヒューズで、一種の安全装置みたいな物ので、石油ファンヒーター以外にも、ヘアドライヤーやアイロンや電気こたつ等にも使われているようです。
という事は、このヒューズを交換すれば電源が入るはず・・。試しにクリップで繋いでコンセントを差し込んでみると
故障個所はわかりましたが、こんな専門的なヒューズが手に入るかどうか・・?ダメもとで近所のホームセンターで探してみると・・。
ありました!
しかも安い!(約300円で2個入り)
早速交換して修理完了。
清掃
ついでに、燃焼筒の中やファンもバラして清掃、点火プラグも掃除しました。
修理完了
元通りに組み立てて試運転。
2時間以上の正常運転を確認して修理完了です。
ちなみにコンセントプラグも交換しました。
故障原因
今回の故障ですが、電源のオフを押しボタンではなくコンセントを引っ張って行っていた(父親世代に多い)事が原因かと思います。
石油ファンヒーターは、電源オフ後もしばらくはファンが回って冷却運転?をしています。コンセントを抜いてオフしてしまうとファンも止まってしまいその冷却運転が出来ません。
一回や二回なら大丈夫かもしれませんが、毎回のようにそれをやっていたために内部の温度が上昇して、温度ヒューズが作動したものと思われます。
お義父さんにはそれを伝えて、しばらくは我が家のヒーターを使ってもらって、このヒーターは私の部屋で使う事にしました。
最後に
今回の修理は難易度高めではありましたが、なんとか復活させることが出来て良かった(ホームセンターの品揃えに感謝)です。
修理に出せば新品が買えるくらいの修理代がかかると思うので、自分で修理が出来るという事は良い事なんですが、DIY修理は所詮素人。
間違った修理は、火を使う石油ファンヒーターですから事故にもつながりかねません。そういった意味で今回のヒーターは私の部屋で私が居る時だけ使う事にしました。
この記事を参考にして自分で修理をされる場合はあくまでも自己責任ですよ~。それでは~。
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