さるオヤジの 何を今更

今更ながらいろいろと奮闘してます。その自己満足的な記録です。

FP2級の受験を断念、仕事ですから仕方ありません。

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さるオヤジです。
FP2級の試験に向けて学習を進めてきましたが、どうしても先延ばしにできない仕事の打ち合わせと日にちが重なった為に、1月22日の受験を断念しました。
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自分なりに準備をしてきて、最近は少なからず学習の成果を感じてきていただけに残念ですが仕方ありません・・(泣)。

という事で、今回はその経緯を公共工事の仕事の進め方をざっくりと交えて書いてみます。

指名~入札~落札

公共工事が発注されてその工事の入札に指名されると、会社にメールが届きます。

メールの内容は、「今度こんな工事を発注したんで、現場をよく確認して入札してください。入札金額の一番安い業者に仕事を依頼しますから」
みたいな感じです。

そこでやる気のある業者は工事の積算をして、その内訳書と工事金額を入れた入札書とを決められた日時までに電子入札します。

その後、落札者決定通知書がメールで送られてきて、それを開いて自分の会社名が書かれていれば見事落札という訳です。

ちなみにここまでの間、一度も役所に行く必要はありません。すべて電子文書のやりとりで完結します。例えば工事内容に関する質問なども工事担当者とメールでやり取りすることができます。

契約~測量丁張確認~地権者立会

落札出来たら、原則1週間以内に契約書を交わして事前書類を提出します。どういった書類かと言うと、工程表や配置技術者届や施工計画書などがあります。
要するに、今回の現場には責任者としてこういう人間を付けて、こういう工程で作業を進めて、こういう施工方法で工事をします。といった内容の書類です。

次に設計図面と現場の整合性を確認しながら測量を進め、丁張を設置します。丁張と言うのは工事の完成の形を木の板などを使って現場に示すもので、遣り方(やりかた)とも呼ばれます。

例えばこんな現場があったとします。
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河岸が崩壊しています。河川災害です。
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ここに設計図面通りに丁張を設置します。
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これを役所の工事監督員と地権者(この現場の場合は田んぼの持ち主)に確認してもらいます。

工事の一番最初の段階であり、これをやらない事には着工することができません。特に地権者の方には納得してもらっておかないと後になって「聞いてないよ~、やり直して」なんて言われたら大変な事になります。

規模の大きな現場になると、地権者の人数も増えますし、地元関係者なども交えて公民館などで地元説明会などを行うこともあります。

今回はそんな大事な地権者立会とFP2級の試験日が重なってしまったんです。しかも時間も試験開始と同じ午前10時。重ならないように地権者の皆さんと役所の監督員の間に入って日程調整をしていたんですが、地権者のお一人が他県(しかも遠方)にお住まいでどうしてもその日しか立ち会う事が出来ないと言われて・・(泣)。
急用が入ったとか、インフルエンザになったことにして他の者を行かせようかとも考えたんですが、そんな事をして試験受けても気になって集中できなさそうですし、やはり工事の現場代理人として欠席する訳にもいきません。

「聞いてないよ~」って言われた時に「私欠席してたんでわかりません」って事にでもなったら信用丸つぶれですからね~。

この現場代理人ですが、各現場に常駐の業者側責任者の事で、建設業法で設置が義務付けられています。

施工~竣工

そんな大切な打ち合わせを終えていよいよ施工開始となります。場合によっては、途中で何度か打ち合わせが必要な場合もあります。
丁張通りに施工できました。
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竣工です。
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まとめ  5月に受験

いかがでしたか?公共工事の流れをざっくりとお伝えしました。実際はもっと細かい施工管理の話なども工種ごとに絡んできたりして結構奥が深いんですが、今回、FP2級の試験と打ち合わせが重なったんで、着工前の立会を中心に書きました。

22日の受験はあきらめましたが、せっかく勉強したんで5月の試験を受けようと思います。受験手数料は無駄になりましたが仕方ありません。工事で問題があれば手数料とは比較にならない損失になりますから・・。

と言いながら、間に合えば午後の実技試験だけでも受験しようかと・・、未練タラタラです(笑)。

それでは~。

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